子どもの勉強を充実させたい!後悔しない家庭教師の選び方を解説

お家で学べる子どもの習い事

家庭教師を選ぶ際に気をつけたい4つのポイント

子どものためといえども、家庭教師は決して安くない出費となります。また、適当に講師を選んでしまうと逆に成績が下がってしまうかもしれません。家庭教師選びに失敗したくない、子どもに合う講師を見つけたい親御さんは、ぜひ本記事を参考にしてみてください。

失敗しない家庭教師の選び方

優秀な家庭教師の大学生

平成から令和にかけて、子どもが塾に通ったり家庭教師から勉強を習ったりするのはごく普通のことになりました。

こちらは少し古い2016年に発表されたデータ(調査は2014年度)にはなりますが、公立中学校に通う子どものうち、約7割が塾に通い、3割近い子どもが家庭教師を利用しているという驚きのデータも出ています。

しかし、家庭教師や塾を利用したからといって必ずしも成績が向上するわけではなく、結局は「子どもに合った家庭教師や塾を選ぶ」ことが鍵となるのです。

この記事では特に家庭教師に焦点を当て、どうすれば子どもの学習をしっかりサポートしてくれる家庭教師を選べるのか、その方法を解説しています。
いまちょうど家庭教師を利用するか検討しているというご家庭は、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。

【はじめに】時間に余裕を持って慎重に探そう

家庭教師の申込みが混み合う受験シーズン直前

具体的な選び方の解説に入る前に、家庭教師は「時間に余裕を持って」「慎重に」選ぶのが大切だとお伝えしておきます。

まず、時間に余裕を持たなければいけないのは、受験シーズン直前などは特に他のご家庭も同じように家庭教師を検討するからです。
みんな同じことを考えているので、同じ時期に大量の依頼が家庭教師サービス(個人経営の講師)には殺到してしまいます。

優秀な講師はすでにスケジュールが埋まり、指導力に不安のある講師がお子さんを担当することになるケースも十分考えられます。
「誰に教えてもらうか」で先の結果が大きく変わってきますので、ぜひ時間に余裕を持って探すよう注意しましょう。

授業料はかなり大きい出費

家庭教師に掛けるお金はかなり大きいです。
授業料の相場はどこで契約するか、通常の訪問タイプかオンラインか等で大きく変動しますが、大手の家庭教師センターを利用すると、小学生でも1時間4,000円前後の授業料が必要になります。

他にも入会金や交通費が発生する可能性も高いので、家計の中で家庭教師への出費が大きく占めることになります。
さらに家庭教師を何年も継続するとなると相当な額に上るので、慎重に選ばなければいけません。

一度下がったやる気や成績を戻すのは難しい

また、子ども自身のことも考えてみるとより慎重に選びたくなるでしょう。

もし子どもとの相性がまったく合わない家庭教師に当たってしまった場合、当然お子さんの勉強に対するモチベーションが下がるはずです。
一旦やる気が下がってしまうと、そのやる気を元に戻すのにかなりの時間を要し、併せて成績まで停滞することにも繋がってしまいます。

したがって、家庭教師を選ぶ際には時間に余裕を持ち、お子さんに良さそうな講師を慎重に慎重に探すのを心がけてみてください。

選び方①センター経由か個人契約か決める

家庭教師の営業マンと話す家族

家庭教師を探す際はまず、家庭教師センターと契約して講師を派遣してもらうか、個人で家庭教師をしている人と直接契約するかを検討しましょう。

ここでは簡単に家庭教師センターと個人契約それぞれのメリット・デメリットを確認してみてください。

家庭教師センターの場合

家庭教師をセンター(派遣会社)を通じて契約する大きなメリットは「トラブルを回避できる」ことです。

契約前の体験授業から契約中もずっとセンター側がサポートしてくれるので、何か気になることがあれば、講師以外の社員が間に入って相談に乗ってくれます
ただし、先程も少し触れたように「授業料が高くついてしまう」デメリットはどうしても避けられません。

個人契約の場合

個人契約で家庭教師をつける場合には、センターを経由するよりも授業料を安く抑えられます
また、講師の了承があれば授業の頻度や内容を柔軟に変えてもらえるメリットもあるでしょう。

個人契約のデメリットとしては「トラブル対策が必要」な点が挙げられます。
契約時には文書で確認事項をまとめておくことも大切です。

ただし、実際にトラブルが発生した場合には講師と直接やり取りして対処しなければいけないのでかなり大変でしょう。

選び方②家庭教師をつける目的を明確にする

テスト勉強に励む学生

家庭教師を探す際には「なぜ子どもに家庭教師をつけたいのか」を明確にしましょう。
できればハッキリと言葉にしてみるのがよいかもしれません。

以下のように目的を具体化してみてください。

  • 数学が定期テストでも60点を超えないから、常に80点を超えられるようにしたい
  • 学習習慣が身についていないから、やる気を高めてくれる家庭教師に勉強を教えてもらいたい
  • 学校のテストではいつも90点以上取れるけど、実力テストや模試で高得点を取れないから、応用問題の対応力を伸ばしたい
明確な目的があれば講師を選びやすい

なぜ家庭教師をつける目的をハッキリさせるのが良いかというと、家庭教師センター側がお子さんにピッタリな講師をおすすめしやすいからです。

曖昧な要望をセンターに伝えるだけでは、センターがなんとなく選んだ講師しか派遣してもらえません。
ですが、目的をハッキリ伝えておくことで、センター側もその目的を達成できる強みを持った家庭教師を適切に選ぶことができるのです。

選び方③体験授業を活用して十分に検討する

家庭教師の体験授業を受ける女の子

家庭教師センターの場合は体験授業が用意されていることが多いので、ぜひ受けるようにしましょう。
個人契約の場合も依頼すれば体験授業や面接を実施してくれるケースがほとんどなので、必ず事前に相談してみてください。

子どもの第一印象や直感を大切に

講師の指導力は言うまでもないですが、体験授業や面接でしっかり確認しておきたいのはやはり「お子さんとの相性」です。
性格や性別によって必ず合う合わないが出てきますので、お子さんが感じた第一印象や直感を聞いてみましょう。

保護者とコミュニケーションを取れるかも重要

子どもとの相性の次に重要なことは「保護者とのコミュニケーション力」です。
センターで契約する場合はあまり気にしなくてよいかもしれませんが、個人契約する場合は要確認事項となります。

円滑にコミュニケーションを取れないと、トラブルが発生する可能性が高まってしまうでしょう。

選び方④無理して契約しない

自宅だと勉強できない女子生徒

妥協して契約してしまうのが1番よくありません。
時間に余裕を持って探しているのであれば、他の家庭教師センターや個人の講師を探してみることもできます。

お子さんと親御さんの両方が納得した上で家庭教師をつけるようにしてください。

最終的に塾を検討するのもOK

「家庭教師はなんか違うかも?」と感じたら、その直感に従ってみるのも良いかもしれません。
というのも、なかには自宅でどうしても勉強できないというお子さんもいらっしゃいます。

そのような場合には学習塾を検討してみるのも良いでしょう。
塾に通えば他の学生とのライバル意識が生まれて勉強に打ち込めるメリットもありますよ。

まとめ

どんな家庭教師をつけるかで、お子さんの将来は大きく変わってきます。
今回ご紹介した視点を意識して、時間を掛けながら「本当に納得できる家庭教師」を慎重に探してみてください。

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