子どもが学ぶ通信教育の種類〜テキスト型とタブレット型を徹底比較!

お家で学べる子どもの習い事

あなたの子どもにピッタリの通信教育のタイプが分かります!

昔ながらのテキスト型通信教育と最新のタブレット型通信教育、それぞれのメリットを解説しました。勉強が苦手な子どもや学習習慣が身についていない子どもであれば、取り組みやすいタブレットで学習できる通信教育を選ぶと良いでしょう。

テキストとタブレット、どちらの通信教育がおすすめ?

通信教育は子どもの学習教材として昔から人気がありますが、最近はタブレットで学習するタイプの通信教育が増えています。

馴染み深い紙テキストと、最新テクノロジーを活用したタブレット、どちらの通信教育の方が子どもの学習に効果的なのでしょうか? まずはそれぞれのタイプの教材で学ぶメリットを見ていきましょう。

テキスト教材のメリット

まずはテキスト型の教材のメリットを解説します。

① 書いて学ぶから記憶に残りやすい

従来のテキスト型では当然、鉛筆を使ってテキストに答えを書き込む形を取っています。
この「書く」動作が、記憶の定着に大きな影響を与えることは言うまでもないでしょう。

脳科学者の篠原菊紀氏によると「紙に文字を書くことで、前頭前野(ワーキングメモリー)の活動が高まる」そうで、世界中で行われた様々な研究で、学習における書くことの重要性が説かれているのです。

特に小学生のうちはひらがなや漢字、アルファベットといった、学習や生活に必要な「文字」の読み書きを習得しなければなりません。
テキスト型であれば、鉛筆を通して感じる音や紙の触感を感じながら文字の読み書きを身につけられるでしょう。

② やるべきこと・やったことが視覚的に分かる

丸付けされた国語の漢字問題

テキスト型の通信教育では、月ごと・単元ごとにテキスト冊子が送られてきます。
したがって「今月はこれだけのテキストを解けばいいんだ」と、やるべきことが視覚的にわかりやすいです。
逆に、テキスト1冊解き終えるごとに、子どもは「1冊やり終えた!頑張ったぞ!」という大きな達成感を得られるのも魅力の1つでしょう。

また、テキストの中に間違えた問題がそのまま残ります
あとで見直したときに、「この問題はこんなふうに間違えちゃったんだな」と思い出しながら復習できるのでより内容が定着すると考えられます。

タブレット教材のメリット

では次に、タブレットを活用した通信教育のメリットを見てみましょう。

① 子どもが興味を持って取り組むようになる

タブレット学習が大好きな男の子

タブレット学習の1番の利点は、タブレットというだけで「子どもが興味を持って取り組んでくれる」こと。
テキストと比較すると、タブレットで学習する場合は「学習に対する心理的ハードル」が下がるのです。

学校では紙の教材で飽きるほど勉強しますし、タブレット教材の多くがゲーム要素やキャラクターなど、やる気を高める工夫を取り入れているため、子どもたちは自ら進んで学習を始めるようになります。

② その場ですぐに自動で丸付けしてもらえる

タブレット教材の場合は、問題を解き終わったらタブレットが自動で丸付けしてくれます。
解いてすぐに答えが分かるのは大切なことで、もし時間が経ってから丸付けしてもらうと、問題の内容や自分がなぜその答えを書いたのかを忘れてしまい、学習効果は半減してしまうでしょう。

従来のテキスト教材で問題を解き終わったら、親に丸付けをしてもらうか、自分で丸付けするかしなければいけません。
特に低学年の子どもたちが自力で正確に丸付けするのは難しく、解いてすぐ丸付けするためには親がつきっきりで勉強を見てあげる必要があります。
自動丸付け機能のおかげで、共働き夫婦などは忙しくても子どもに1人で取り組ませることができるので魅力的ですよ。

③ 大量のテキストで散らかることがない

従来の通信教育では毎月教材が届くので、何年も継続しているとかなりの冊数のテキストが部屋に溜まることになります。
また、付録が送られることもあるため、もし兄弟で利用しているのであればなおさら整理整頓が大変になるでしょう。

しかし、タブレット型の通信教育であれば、ほぼすべての教材をタブレット1つで管理することができるため、子ども部屋が散らかることもなく、整理する手間が省かれます。

子どもの学習に対する意欲で判断

学習意欲がある女の子とゲームばかりする男の子

テキスト型とタブレット型それぞれのメリットを見てみましたがいかがでしたか?
一概にどちらが優れているとは言えませんし、ここでは解説していないようなデメリットだってあります。

もしお子さんに通信教育を始めさせたいのであれば、現在の子どもの学習意欲と照らし合わせてみると良いでしょう。

学習意欲が低い・学習習慣がないならタブレット一択

子どもの学習意欲が低く、「勉強は嫌い」「勉強なんてやる必要がない」などと言っているようであれば、タブレット型の通信教育を選ぶべきです。
タブレットならではの「とっつきやすさ・取り組みやすさ」を生かして、学習に対する考え方を変えてあげ、学校から帰宅したら勉強する習慣を育んであげましょう。

すでに学習習慣が身についているならどちらでも

もしすでに家で勉強する習慣が身についているなら、テキストでもタブレットでも良いでしょう。
お子さんにどちらで勉強したいか訊いてみるのをおすすめします。

ただし、一概には言えませんが、タブレット型の通信教育では問題の難易度がテキストタイプよりも易しいケースが多いので、学力が高い子どもの場合はテキスト型を選んであげるのが良いかもしれません。

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