勉強が嫌い、もしくは学習習慣がない子どもには、自分のペースで学べる通信教育がおすすめです。その中でも特にタブレットを活用した教材は子どもの興味を引きやすく、ゲーム感覚で学習に取り組めます。また、親が子どもの勉強に関心を持って声を掛けてあげるのも大切でしょう。
小学生のお子さんがいるご家庭では、子どもの勉強への姿勢が気になりますよね。
「毎日友達と遊んでばかりだけど、このままで大丈夫かな?」
「勉強しなさいって言われないと勉強してくれない」
できればこんなふうに悩むことなく、親が何も言わなくても子どもが勉強してくれたら嬉しいものです。
近年クイズ番組に出演しているような東大生たちは、小さい頃から勉強する習慣が身についていて、好奇心を持っていろんなことを学んできたはず。
東大に行ってほしいとまでは思わなくても、ある程度勉強ができると将来は進路の幅が広がるため親も子も安心です。
では、どのようにしたら子どもに学習習慣を身につけさせることができるのでしょうか?
学習習慣を身につけさせるのに通信教育が効果的だったと感じる保護者は今も昔も多いです。
その背景に、通信教育なら子ども自身のペースで学習を進められるという特徴があるでしょう。
学校だと20~30人の集団で授業を受けるため、どうしても子どもたちの間で理解度に差が生まれてしまいます。
その結果、授業についていけない子どもは勉強が嫌いになり、心の中では勉強しないといけないと分かっていても、家で勉強するのが億劫に・・・。
自分のペースで教材を進めて、少しずつ分かることやできることを増やせるのが通信教育の強みなのです。
子どもたちに身につけさせたいのは、親や先生に言われてやらされる勉強ではなく、子ども自身が自分の意志で自主的にやる勉強ではないでしょうか?
いまの子どもたちは、非常に変化の激しい時代を生きていくことになります。
大人になってからも自ら勉強を継続し、新しい知識やスキルを習得できるような資質を身につけさせたいですよね。
最初のうちは親が何かしら言わなければいけない場面が出てくるでしょうが、できるだけ「勉強しなさい」という言葉を発することなく、子どもに勉強してもらうのをゴールにしたいものです。
それでは、いまからすぐに試すことができる、子どもに学習習慣を定着させる方法を4つ解説していきます。
通信教育を絡めた方法がほとんどですので、通信教育に興味のある方やすでに始めている方はぜひ参考にしてみてください。
まずは通信教育の選び方に関してですが、学習習慣がまったくない子ども、とくに勉強が嫌いな子どもには、近年少しずつ増えているタブレット型の通信教育がおすすめです。
タブレット教材はゲーム感覚で学習できますし、そもそも鉛筆や紙を使わないということで、子どもたちは「勉強」と思わずに興味を持って取り組んでくれます。
また、学習量や問題の正誤に応じてご褒美がもらえる仕組みがついていることも多く、高いモチベーションを維持しながら勉強するようになりますよ。
勉強することに慣れてきたら、タイミングを見て紙タイプの通信教育に切り替えても良いでしょう。
なんとなく勉強するのではなく、その日の目標をしっかり立てて勉強を始めると、子どもたちは学習に取り組みやすいでしょう。
目標は何でもよいのですが、分かりやすいのが「その日に勉強する教材の量」。
「今日は数学を2ページと国語を2ページ進める」といった形で目標を設定します。
この目標はできれば親子で話し合って一緒に決めましょう。
その方が、子どもにも「自分で決めた」という責任感が生まれ、教材をやり切るようになります。
最初のうちは1日に取り組む量を少なめにして、慣れてきたら徐々にページ数を増やしていくのがポイントです。
何かを習慣化するためには、毎日同じ時間に行うことが大切です。
ここではそのための有効な方法を1つご紹介します。
習慣化に効果的だと科学的に証明されているテクニックとして、「if-thenプランニング」が有名です。
「Aをしたら、Bをする」というように、2つの行動をセットに習慣化を図ります。
例えば、「お風呂から上がってパジャマを着たら(A)、机に座ってテキストを開いて勉強を始める(B)」のような形で、より具体的な行動に落とし込みましょう。
こちらも②と同じように、「1日の中でどの時間帯に勉強したいか」を子どもとしっかり話し合った上で決めていきましょう。
通信教育に取り組んでもらうなどして子どもに勉強をさせるだけでなく、日頃の声掛けも大事にしたいものです。
勉強に関する声掛けというと「テスト」のことばかり思い浮かびがちですが、子どもの学習意欲を高めるためには、テストの結果だけでなく、普段の学習への取り組みを褒めましょう。
例えば、子どもの勉強時間が終わったら、「今日は何を勉強したの?」「こんなに進んだんだ!今日もたくさん頑張ったね!」と、その日の頑張りについて子どもを褒めてあげます。
「普段から親が自分の勉強に関心を持ってくれてるんだ」と分かれば、「テストでいい点数を取ってお父さんお母さんに見せてあげたい」と子ども自ら勉強に励んでくれるはずですよ。